2002/05/04
80486を剥ぐ

前回、ES品のCPUを提供してくれた友人が、皮剥ぎ(笑)用にもう1枚CPUを提供してくれた。

 AMDのAm5x86-P75(DX5)
 1995年11月にリリースされた、486互換の最終バージョン。
 FSB:33MHz、コアクロック:133MHz、L1キャッシュ:16KB、Vcore:3.45V。

 前回のES品と異なり、Intel製と同様にコアが裏面(ピン側)にある。


 前回のES品と比べてコアのパターンブロックがはっきりして、シンプルな印象を受ける。
 肉眼で見ると、ES品が金色に光るのに対して、486はシルバー(鏡面)的な輝きで、角度によって色々な色に変化するのでとても美しい。
 ただ、残念な事に、コアの位置が深い為か、スキャナでこれ以上拡大してもフォーカスが合わない。

2002/04/06
80386を剥ぐ

 80386(Intel386)は、1985年に登場した32ビットプロセッサである。
 と書き出したが、別にCPUの解説をするつもりではない。(笑)
 PCショップ新潟レポートでリンクさせて頂いている「今日の必ずトクする一言」というサイトの”物故CPUは風水オブジェの夢をみるか”で紹介されているCPUの蓋を剥いでしまうという話を友人にしたところ、快く2個の386を提供して頂いた。
 2個といっても1個は蓋を剥いだ後に返却するのだが。(^○^;

 蓋を剥ぐ方法は、ペンチでCPUを掴んでコンロの炎で加熱して、蓋を貼り付けているハンダ?が融けかけた時を見計らってピックで剥いでしまう…というシンプル(笑)な方法である。
 面白いのは、写真の様に紫色のセラミックボディが、加熱すると緑色になるのである。
 そう、丁度、Athlonのパッケージの2色と同じ?

 左の写真が蓋を剥がした所である。
 通常、Intelの386や486はピン側(裏側)にフタがあるのだが、このCPUは表にある。
 その謎?はフタを良く見ると分かる。
 ”A80386EXI”と”SAMPLE”という文字!
 おそらく…AMDの386互換CPUのエンジニアリング・サンプル品?(^○^;
 2階建ての端子面とダイに伸びているボンディングワイヤーは美しく、さながら金の芸術だ。
 ダイの表面を10倍のルーペで見ると、実に美しく輝くパターンが見えるのだが、スキャナでの画像ではこの写真程度が限界だった。
 理由はダイの表面がセラミックのケースの奥に引っ込んでいる為に、スキャナのフォーカスが合わない為であろう。
 ダイの面がスキャナーのガラス面に密着できれば、もっと綺麗に撮れるのだろうが、それは流石に無理である。(^○^;。

 さて、あなたもゴミとして捨てられている古いパソコンからCPUを探してみては如何だろうか?(笑)