CPU クロック当り単価表&グラフ
[2006年12月第5週.現在]


CPUはクロックが高いほど価格も高い。
でも、クロックが倍なら価格も倍…という訳ではない。
それなら、クロック当りの単価でお買い得度を判断しよぉ〜
というのが最安値価格をクロック(MHz)で割った「MHz単価表」です。

モデルナンバー単価」はAMD製CPUのモデルナンバーをMHzとした場合の単価です。
注意)Athlon 64のモデルナンバーは「Pentium○○相当」、Sempronは「Celeron○○相当」
という感じなので、Athlon 64とSempronのモデルナンバー比較は意味がありません。(^_^;)


 2006年のMHz単価は、Core2Duoの登場によってAMDのモデルナンバー採用以来の大きな転換期となった。
 Core2DuoとPentium Dをどう比較すれば良いのか?
 Core2DuoとAthlon 64 X2は本来のCPUクロックでの比較で良いのか?

 そこで、一つはCore2Duoの『Pentium D相当クロック』という変換を考えてみた。
 これは、Core2DuoのモデルナンバーからPentium Dの該当ナンバーを想定するというもので、私が勝手に決めた換算である。(^○^;)
 換算方法は、モデルナンバーE6*00*の数字がPentium Dの9*0*の数字に対応している…とした。
 そして、モバイル版はCPUクロックとキャッシュから、相当するCOre2Duo(E6*00)の換算値を使用。
 結果、『Pentium D相当クロック』は下記表のようになる。

※.970 は実在しません
Pentium D Core2Duo モバイル版
930
(3.0GHz)
E6300
(1.86GHz)
T5600
(1.83GHz)
940
(3.2GHz)
E6400
(2.13GHz)
T7200
(2.0GHz)
950
(3.4GHz)
960
(3.6GHz)
E6600
(2.4GHz)
970
(3.8GHz)
E6700
(2.66GHz)

 2006年のもう一つの大きな特徴としては、Pentium 4/Pentium Dの単価帯が密集しているというか交錯しているという点である。
 最近の一部のモデルを除いて、MHz単価的にはもはやシングルコアを選択する理由は見つからない。

Core2Duo
 Pentium D相当換算で10円割れのE6400がMHz単価でE6300と0.7円と大差無くお買い得なのかな?
 E6600もE6700と比べるとかなり割安でお買い得感がありそう…というか、E6700が高すぎる様に思える。
 モバイル版はT5600でE6400より割高、T7200でE6600と同程度という事を考えると、ちょっと割高な印象を受ける。
 これは、Athlon 64 X2が省電力の65W版の方が安いという現象と好対照である。

Pentium D
 MHz単価では8054.7円でダントツの最安です。
 915がL2キャッシュ2MBでは5.7円と健闘。
 上位クロックでは945が3.4GHzでありながら6.5円と、シングルコアよりも安価。

Athlon 64 X2
 年末時点では、ソケット939/AM2/65W版とほぼ同価格でしたが、何と、AM2の65W版がどのクロックでも最安!
 3800+がモデルナバー単価で4.9円で最安、Pentium Dの805といい勝負だ。
 4200+ではソケット939版が5.5円でPentium Dの915と対抗か。
 実クロックでCore2Duoと比較すると、最上位の5200+(AM2)でも14.9円で、E6600よりも割安となっている。
 4600+は12.5円で、E6300よりも割安

Pentium 4
 524が3.1円、531が3.3円と、昨年のCeleron D(LGA775版)よりも割安となっており、この単価はAthlon 64と同レベルである。
 しかし、その他は7円を超えており、今更シングルコアを選択する理由が見つからない…(^_^;)

Athlon 64
 AM2の3200+がモデルナンバー単価で3.1円と最安だが、AM2の3500+でも3.4円で、Pentium 4の524や531と対抗単価帯となっている。
 また、3800+でも3.6円とかなり割安で、モデルナンバー通りの性能ならAthlon 64はどのモデルでもお買い得と言えるだろう。
 なお、ソケット939はAM2に比べて割高であり、マザーも新規で購入するなら今更ソケット939を選択する理由は無いだろう。

Celeron D
 315(2.26GHz)が2.0円で最安だが10月に姿を消した既に終焉したモデルである。
 ちなみに、2007年1月第1週に326(2.53GHz)が¥4,880で再入荷し、MHz単価は1.9円となる。
 年末時点の下記表では、336が2.8GHzで2.2円と最安だが、L2キャッシュが512KBの352(3.2GHz)でも2.3円なので、最上位のモデルを選択しない理由は見つからない。

Sempron
 AM2の2800+が2.0円で最安だが、11月の第3週以来在庫切れが続いているのが気になる。
 3000+で2.2円、3200+で2.5円、3400+で2.8円…と、特にお買い得と言えるクロックが絞れない。(^○^;)
 ま、どちらか選べと言われたら、私ならCeleronの352を選択するかな?
 SempronもAthlon 64と同様に、ソケット754がAM2よりも割高なのだが…SempronはAM2とソケット754で同一モデルナンバーでもクロックやL2キャッシュ容量が異なるので注意が必要だ。
 クロックとL2キャッシュ容量が同じモデル同士を比較すると、どちらかが一方的に割安だとは言えない。

価格が()付きは年末時点で店頭から消えているもの
CPU クロック 価格 MHz単価 P-D相当 CPU クロック 価格 MHz単価 モデルナンバー
単価
Core2Duo E6300
(1.86G:L2=2MB)
\23,980 12.8円 8.0円 Athlon 64 X2
Dual Core
AM2
3800+
(2.0G:L2=512x2)
\18,980 9.5円 5.0円
E6400
(2.13G:L2=2MB)
\28,800 13.5円 9.0円 4200+
(2.2G:L2=512x2)
\23,480 10.7円 5.6円
E6600
(2.4G:L2=4MB)
\39,980 16.7円 11.1円 4600+
(2.4G:L2=512x2)
\29,980 12.5円 6.5円
E6700
(2.66G:L2=4MB)
\64,980 24.4円 17.1円 5000+
(2.6G:L2=512x2)
\38,665 14.9円 7.7円
モバイル版
Core2Duo
T5600
(1.83G:L2=2MB)
\30,780 16.8円 10.3円 Athlon 64 X2
Dual Core
AM2
65W
3800+
(2.0G:L2=512x2)
\18,715 9.4円 4.9円
T7200
(2.0G:L2=4MB)
\39,881 19.9円 12.5円 4200+
(2.2G:L2=512x2)
\23,370 10.6円 5.6円
4600+
(2.4G:L2=512x2)
\28,880 12.0円 6.3円
Pentium-D
Dual Core
805
(2.66G:L2=1Mx2)
\12,480 4.7円 Athlon 64 X2
Dual Core
Socket-939
3800+
(2.0G:L2=512x2)
(\19,980) (10.0円) (5.3円)
915
(2.8G:L2=2M×2)
\15,980 5.7円
920
(2.8G:L2=2M×2)
(\26,200) (9.4円) 4200+
(2.2G:L2=512x2)
\22,980 10.5円 5.5円
930
(3.0G:L2=2M×2)
(\26,200) (8.7円) 4400+
(2.2G:L2=1Mx2)
(\28,880) (13.1円) (6.6円)
940
(3.2G:L2=2M×2)
(\23,980) (7.5円) 4600+
(2.4G:L2=512x2)
\29,280 12.2円 6.4円
945
(3.4G:L2=2M×2)
\21,980 6.5円 4800+
(2.4G:L2=1Mx2)
(\77,780) (32.4円) (16.2円)
950
(3.4G:L2=2M×2)
(\28,780) (8.5円)
960
(3.6G:L2=2M×2)
(\40,780) (11.3円)
Pentium-4
LGA775
521
(2.8G:L2=1MB)
\22,420 8.0円 Athlon 64 3200+ S939
(2.0G:L2=512)
\12,980 6.5円 4.1円
524
(3.06G:L2=1MB)
\9,595 3.1円 3200+ AM2
(2.0G:L2=512)
\9,980 5.0円 3.1円
531
(3.0G:L2=1MB)
\9,980 3.3円 3500+ S939
(2.2G:L2=512)
\16,910 7.7円 4.8円
630
(3.0G:L2=2MB)
\22,000 7.3円 3500+ AM2
(2.2G:L2=512)
\11,970 5.4円 3.4円
641
(3.2G:L2=2MB)
\23,655 7.4円 3700+ S939
(2.2G:L2=1MB)
(\32,000) (14.6円) (8.7円)
651
(3.4G:L2=2MB)
\23,655 7.0円 3800+ S939
(2.4G:L2=512)
\13,880 5.8円 3.7円
561
(3.6G:L2=1MB)
\55,860 15.5円 3800+ AM2
(2.4G:L2=512)
(\13,780) (5.7円) (3.6円)
661
(3.6G:L2=2MB)
(\24,900) (6.9円) 4000+ S939
(2.4G:L2=1MB)
\23,800 9.9円 6.0円
670
(3.8G:L2=2MB)
(\74,500) (19.6円)
Celeron D
LGA775
326
(2.53G:L2=256)
(\5,800) (2.3円)
331
(2.66G:L2=256)
(\5,780) (2.2円) Sempron
AM2
FSB800
336
(2.80G:L2=256)
(\6,180) (2.2円) 2800+
(1.6G:L2=128)
(\5,680) (3.6円) (2.0円)
341
(2.93G:L2=256)
\7,480 2.6円 3000+
(1.6G:L2=256)
\6,680 4.2円 2.2円
346
(3.06G:L2=256)
\6,980 2.3円 3200+
(1.8G:L2=128)
\7,980 4.4円 2.5円
351
(3.20G:L2=256)
(\7,480) (2.3円) 3400+
(1.8G:L2=256)
\9,580 5.3円 2.8円
352
(3.20G:L2=512)
\7,380 2.3円 3500+
(2.0G:L2=128)
\11,980 6.0円 3.4円
355
(3.33G:L2=256)
(\8,380) (2.5円)
Celeron D
Socket 478
L2:256KB
315
(2.26G)
(\4,480) (2.0円) Sempron
Socket 754
FSB800
2800+
(1.6G:L2=256)
(\5,580) (3.5円) (2.0円)
320
(2.40G)
(\9,970) (4.2円) 3000+
(1.8G:L2=128)
(\6,480) (3.6円) (2.2円)
325
(2.53G)
(\5,680) (2.2円) 3100+
(1.8G:L2=256)
(\10,980) (6.1円) (3.5円)
330
(2.66G)
(\7,280) (2.7円) 3300+
(2.0G:L2=128)
(\9,990) (5.0円) (3.0円)
335
(2.80G)
(\7,770) (2.8円)
340
(2.93G)
(\8,500) (2.9円)
345
(3.06G)
(\8,290) (2.7円)

Core2Duo VS Athlon 64 X2

 Athlon 64 X2とCore2Duoの単価帯が分かれているのが良く解る。
 しかし、これら2つのゾーンは離れている訳ではなく、Core2DuoのL2キャッシュ2MBモデルがX2の5000+よりは割安な帯域に入り込んでいる。

Pentium 4/P-D L2=1MB/L2=2MB/Core2Duo

 グラフでは、MHz単価で比較するとCore2Duoは、E6700を除いてはシングルコアのPentium 4よりも割安な印象を与えるが、これはシングルコアのPentium 4が異常に高いためである。
 それは、デュアルコアの960が最安となっている事からも解る。

 Core2Duoを『P-D相当クロック』から割り出した単価で比較すると、Core2Duoの単価帯はぐっと下がり、E6600で960と同程度となる。
 しかし、それでもE6700の割高感は拭えない。

【Pentium 4 Socket 478/Pentium 4 PGA775 Pentium D

 Pentium 4の531と524が突出して安価なゾーンを作っている。
 デュアルコアの805も単独で割安な単価となっている。
 それに続いて905と945と等間隔に並んでいる。
 その他は、シングルコア/デュアルコアの区別無く7円〜8円のゾーンに納まっている。



 9円以上のゾーンは、もはやPentium 4のシングルコアのみが取り残された単価帯となっている。



【Celeron Socket 478/PGA775

 単価ゾーンから言えば、グラフを2つに分ける理由は無いのだが…1つでは重なりすぎて訳が解らなくなってしまうので分けた。(^○^;)
 どのモデルも5月に一気に3円以下のゾーンに突入し、12月にはほぼ2.5円以下に収まってしまった。



【Athlon 64 Socket 939/AM2
※.グラフは「モデルナンバー単価

 ソケット939版の4000+を除いて、6月に殆どのモデルが一気に5円以下のゾーンに突入、8月には更に4円以下となった。



【Athlon 64 X2 Socket 939/AM2
※.グラフは「モデルナンバー単価

 ソケット939版の4400+を除いて、8月に入ると殆どのモデルが一気に5円〜6円のゾーンに突入、4400+も8月末には7円となった。
 その後、省電力版の65W版も6円〜7円のゾーンで登場し、12月にはソケット939の5000+を除いてほぼ全てのモデルが5円〜7円のゾーンに集中。


 ソケット939版の4600+は14円台、4800+は16円台という高額なゾーンのまま姿を消した。
 一方、AM2版の4600+や5000+、65W版の4600+は7円〜8円という低額ゾーンで登場、その後、5000+を除いては6円台半ばに集中した。


Sempron Socket 754/AM2 】
※.グラフは「モデルナンバー単価

 AM2版は2円〜3.5円のゾーンに均等に配布されている。
 一方、ソケット754版はほぼ終焉を迎えている。